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閉経の基礎体温パターン

月経痛が重いと、「早く生理あがらないかな〜」などと言う女性がおりますが、実際に閉経を迎えると体や基礎体温にどのような変化が見られるのでしょうか。平均的に50歳前後で閉経を迎えるようですが、個人差がありますのでいくつの年齢でとは言い切れません。

 

閉経と基礎体温の変化

閉経が近くなると、閉経を迎えると基礎体温はどのように変化するのでしょうか。別なページでも取り上げていますが、更年期に入り閉経が近くなってくると基礎体温の高温期が徐々に短くなってきます。その高温期も理想的なパターンに比べると低く、徐々に下がってきて、閉経を迎える頃には基礎体温のグラフは低温期しかなくなります。

グラフ-閉経と基礎体温の変化

こうして低温期しかない閉経を迎えるまでは、どのような月経パターンを踏むのでしょうか。閉経のパターンは色々ありますので、代表的なものを紹介しましょう。

 

閉経までの月経パターン

閉経の仕方は誰もが同じではありません。個人差があり、人それぞれです。症状と基礎体温のグラフの形を自分のものに当てはめてみてください。

パターン1

普通に月経があったのを最後に、いきなり完全に閉経する〜基礎体温は低温を保つ

パターン2

月経の量は多い反面、周期が短くなって閉経する〜基礎体温は高温期が短い

パターン3

月経(正体は排卵性出血)の量が少なく、周期が短かったり不規則になって閉経する〜基礎体温は低温を保つ

パターン4

閉経したと思っていたのに、1〜2年後に何度か月経が復活する(極稀です)〜基礎体温は低温期がしばらく続いていた後に高温期を示す

パターン5

閉経したと思っていたのに、少ない出血が時々ある(排卵性出血)〜基礎体温は低温を保つ

パターン6

閉経後に時々出る少量の出血が止まらない(排卵性出血)〜基礎体温は低温を保つ

パターン7

少量だった出血が(排卵性出血)、長期間続くうちに、元の月経よりも多くなってしまう〜基礎体温は低温を保つ

パターン8

月経のたびに量が一定しない(本来の月経と排卵性出血)〜基礎体温は多いときは高温期、少ないときは低温を保つ

パターン9

少ない一定の量の月経が(排卵性出血)規則的や不規則に繰り返しある

 

閉経前後の月経

上記したものを見ればお分かりのように、閉経前後の月経は、本当の月経よりも排卵性のものが多いということが分かります。

月経自体は完全に閉経していても、排卵性のもので月経のようになってしまいます。

また、自分では閉経したと思っていても、1〜2年経過してから、排卵性の出血があったりしますので、年齢的にも卵子の着床は難しいにしても、妊娠を望んでいないのであれば注意が必要です。

 

早期閉経

一般的に50代前後で閉経を迎えると言われていますが、中には20代後半や30代で早期閉経を迎えてしまう人もいます。

基礎体温とホルモンを調べれば診断がつきます。若い人では更年期障害などの症状が出ない人がほとんどです。

20代であれば、これから結婚して子供を産もうと思っている人もいるでしょう。早期閉経は稀なことではありますが、普段から基礎体温をつけていれば早期治療に取り組めます。早期閉経では様々な病気などの心配もしなければいけません。諦めずにしっかりと治療に取り組みましょう。

 

COLUMN〜月経不順だと思っていた

私の叔母の話です。

早くに閉経したとは聞いていましたが、早期閉経だったようです。33歳で閉経したのですが、やはり閉経する前は月経が不順でおかしいと思っていたそうです。昔の人にしては珍しく晩婚でしたので、二人の男の子を産んで何年も経っていないときでした。

まさか閉経しているとは思わず、ただ月経が遅れているだけだと考えていたそうです。月経が遅れたからといて妊娠を疑ってすぐに病院に行くような人ではありませんでしたので、ホルモン注射をすることもなく、あっという間に体調に異変をきたしてしまいました。

それからの叔母は常に体調がすぐれず、重度の病気を発症してこの世を去りました。「閉経してからの女の体は、目に見えてあちこちに不調が出てくる。女でいるなら生理があるうちが華なんだよ」これは母の言葉です。

裏を返せば、閉経したからこそ、それまで以上に体のことを思いやらなければいけないということでしょう。いずれ自分にも来るそのときの為に、肝に銘じておきましょう。