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更年期のホルモンの変化

女性の体は、ホルモンのバランスによって体も心も変化します。体の調子が悪いと、「更年期なんじゃないの?」などと若い子達などが茶化していたりしますが、更年期と更年期障害は別なものです。更年期は卵巣の機能が徐々に低下し始める時期から、月経がなくなるときまでの間を言います。

 

ホルモンの変化を基礎体温で知ろう

更年期に入ると、徐々に基礎体温の高温期が短く、低くなってきます。基礎体温を測っていて、高温期の長さが短くなってきたと感じるには、やはり長きに渡って基礎体温を測る必要があります。

更年期に入る前と後ではグラフの高温期の長さが違うことが分かります。更年期に突入すると、女性ホルモンが激減します。こうしたホルモン変化が基礎体温のグラフに現れます。

グラフでも分かるように、若い頃は卵胞刺激ホルモンと卵胞ホルモンのバランスがとれていたのに対し、35歳を過ぎる頃からは、卵胞刺激ホルモンが増加し、反対に卵胞ホルモンは減少していきます。こうしてホルモンバランスの乱れが起り、様々な症状が出てきて更年期障害となるのです。

グラフ-更年期のホルモン変化

 

ホルモン異常をコントロールする

ホルモンは、脳の視床下部からの信号によって分泌されます。視床下部はちょっとした環境の変化にも、影響を受けやすいデリケートな器官でもあります。

50代前後になると、卵巣機能が衰えてきて、ホルモンのバランスが崩れやすくなりますが、基礎体温表が更年期を表す表になったからと言って、必ずしも更年期とは限りません。

最近では、若い人のホルモンのバランスを崩す人が増えてきており、それによって無排卵や無月経になり、更年期の基礎体温と同じようなグラフを形作ります。

昔と違い、女性が社会に進出した現在、取り巻く環境は厳しくなり、ストレスもたまりやすくなっています。そのため、デリケートな視床下部が影響を受けて、正しくホルモンを分泌することが出来なくなっているのです。

自分でホルモンをコントロール

女性のホルモンの乱れは年齢を問わず、食生活も関係してきますし、生活の乱れからも影響が出てきます。基礎体温のグラフが更年期を示すものだとしても、まず普段の自分の生活がどんなものだったのかを思い返してみましょう。

規則正しい生活を送っていなければ、生活を正してみましょう。基礎体温が理想的なグラフに、徐々に近づいてくるかもしれません。

日々の生活の中でストレスはどうしても避けられるものではありませんが、なるべく受けたストレスはためておかずに発散するようにしましょう。

ストレスによってホルモンは左右されるのです。これらをやってみても基礎体温が更年期のグラフを示し、更年期障害の症状があって辛い場合は婦人科や更年期外来で治療することをお勧めします。辛い症状を我慢することはありません。

 

病院へは基礎体温表を持参しよう

体調が悪いと感じて、更年期障害を疑ったときは、基礎体温表を婦人科に持参しましょう。

基礎体温に現れる、更年期を現すグラフの様子は婦人科医師が、更年期障害かどうかの診断を下すヒントにもなります。もちろん、更年期障害か否かの判断は基礎体温ばかりではありません。他にも血液検査等を行って、はじめて更年期障害かどうか診断がつくのです。

医師に伝えること

更年期に入った頃から月経が徐々に不順になってきていることでしょう。月経周期が短くなり、いつまでもだらだらと終らない、そのうち月経自体が数ヶ月あくようになり、思い出した頃にまた月経があり、こんなことを繰り返すうちに閉経を迎えます。こんな月経の症状がいつ頃から始まったのかも診察の大事なヒントになりますので、病院に行く前に頭の中で整理して行きましょう。